気になる2才児の反抗

子どもは、とにかく「いや」という言葉が大好きです。「ご飯にしようか」「いや!」、「暑いから帽子をかぶろうね」「いや!」、「寝る時間だからお布団に入ろうか」「いや!」と、朝から晩まで「いや」を連発します。

でも、機嫌がいいときは「はい」とすばらしい返事もできます。ところが、いったん風向きが変わるともうたいへん。何を言っても「いや」「いや!」「いやっ」です。

「いや」と言えるのは、自分の考えを主張できてきた証拠です。それが大人には反抗に見えるのです。2才ごろから始まるこの現象は、第一反抗期とも呼ばれ、3~4才までひどくなって、4~5でおさまるのが普通です。

この時期に反抗しない子は、のちに問題を起こしやすいとも考えられているので、反抗期はむしろ喜ばしいことと受けとりましょう。

「いや」と言われて生活がスムーズに流れないときは、親も作戦開始です。「ご飯は今日は食べないことにしようね」「寒いけどコートは着ないほうがいいわね」というと「いや、食べる」「いや、着る」という返事が返ってきて、ニンマリすることがあります。

3才近くになると、都合の悪いことを言われると無視したり、話をそらすといったテクニックも身につけてきます。

「きちんとすわって食べなさい」と言っても、そのままの姿勢でご飯を食べ続けたり「こぼさないようにね」と注意をすると「ママ、この赤いのな~に?」と聞いてきたり、駆け引きがめっきりじょうずになります。

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